光る泥団子

週末、気持ちのよい秋晴れに誘われ、
紅葉狩りがてら散歩に出かけました。

観察隊1号、2号も落ち葉を頭からかぶったり、
ザクザク踏んだり、何かを拾ったり・・・。

「たくさん栗拾ったよー」と見せてくれたのはこちら。

「え!栗??」と一瞬、心弾ませた私。
残念、、プラタナスの実でした。

 

 

さて、日曜日は愛媛県左官業組合さんのイベントもあり、
立ち寄らせていただきました。

出迎えてくれたちょっと太り気味のみきゃんも左官仕上げです。
丸みのある部分とか難しそう・・・。

石膏に子どもたちが絵付けをするコーナーも人気でした。

宮嶋組がお世話になっている左官屋さんは“光る泥だんご”が作れる
楽しいブースを出されていました。
見本を見ると、「コレ大理石じゃないの??」と思うほどピカピカです。

左官屋さんから真ん丸い玉をいただき
「色付け→磨く」にチャレンジ!!
この玉は壁の中塗りで使う土からできているそうです。

色付けをした後、このようにガラス瓶を使って
優しく磨いていきます。
あまり力を入れ過ぎず、
満遍なく回しながら磨くのがポイント
のようでした。
無心で15分くらい磨いたでしょうか・・・。

すると・・・あーら不思議!?秋の光に照らされて
ピカピカと光を放つようになりました。
老若男女たくさんの人が瓶を片手に磨き続ける光景は、
面白くもあり、何かに夢中になるっていいなぁとも思いました。

 

左官と光る泥団子の共通点

このピカピカに磨き上げるというのは「大津磨き」という
左官の伝統工法があるそうです。
左官の技術である大津磨きを遊びの中に取り入れたのが
この光る泥だんご。

材料が乾き過ぎてもピカピカに光らなくなるし、タイミングが
難しいのは大津磨きも光る泥団子も同じ。
遊びを通して左官の技術に触れることが出来ました。

 

何故、ピカピカに光るのか?

仕上げの土と石灰が入っている材料の粒子が
均一な方向になることでピカピカになるそうです。
そのためにガラス瓶で無心になって均一にしていた
わけです。

愛媛県左官業組合のみなさん、楽しいブースを
ありがとうございました!

栗、、もといプラタナスの実と光る泥団子。
我が家の秋の収穫です。