とうどさん

「カーモンベイビー♪ カモンベイビー♪」
年末年始は多くの人が口ずさんだことでしょう。
私も子どもたちが引いてしまうくらい、全力で踊りましたー。
ゼェゼェハァハァ・・・

みなさんはどのようなお正月でしたか?

私はおせちを作ったり、もちつきをしたり、
ふくわらいをして遊んだり、初詣に行ったりと
The お正月な過ごし方でした。

ふと、1月の市報の行事一覧に目をやると、

1月6日 「とうどさん」

とありました。

「誰?誰?誰?西条の有名人?」

新参者の私にとって初めて耳にする「とうどさん」。
気になって調べてみると、どんと焼きのことでした。
どんとさんと言ったり、お焚き上げと言ったり、
呼び名は各地でさまざまなんですね。

せっかくなので、注連縄を持参し近くの小学校で
行われる伝承行事「とうどさん」へGo!

近所の子どもたちも朝早くから手伝って、わらの山を
組み上げていました。

周りにそれぞれの家庭の注連縄を置いていきます。

宮司さんが祝詞を奏上し、お祓いをしていただきました。
宮司さんの話では「とうど」は「冬渡」と書き、冬が渡り、
この行事が終わると、春の訪れを昔の人は感じていたそうです。
伝統行事で季節を感じる丁寧な暮らしを私も見習わねば。

さぁ、いよいよ着火です。
チリチリと音を鳴らし、燃えていきます。

数秒でボーボと火の山になりました。

この火祭りの火で焼いた物を食べると無病息災と言われているので、
お芋などが準備されていました。

こういった伝承行事を地域のみなさんが守っていくのは
素晴らしいことですね。

建築においても、「伝承」というのは重要なキーワードです。
よいものは守り続けていく。
宮嶋組もそうありたいです。