四国山脈を望む家その13(外構)

晩夏に建物の引渡しを終えた「四国山脈を望む家」。
残すは外構工事のみとなっていました。
外構工事は天気に左右されるため、今年の秋の長雨には
随分と振り回されましたが無事に完成しました。

数日間に渡った外構工事を一挙にご報告します。

まずは植栽です。シマトネリコ、ジューンベリー、
ホンコンヤマボウシ、
イロハモミジ、ソヨゴ、ツゲなど
いろんな種類の木が運び込まれました。

設計士さんも加わって、家の中から木の位置や
角度などを
確認しながら植えていきます。

植えたばかりの木々たち。どこかまだ借りてきた猫のような
雰囲気です。その土地に馴染むまで3年はかかるのだそう。
少しずつ大地に根を張って元気に育ってください。

玄関アプローチの洗い出し。セメントが硬化しないうちに、
その表面を水洗いして小石を表面に浮き出させる職人技です。

綺麗な仕上がりです。洗い出しは雨の日でも
滑りにくいという
メリットがあります。

門柱も建物の壁と同じ色で塗っていきました。

ウッドデッキの取り付け。
今回の家は「内と外とをゆるーく繋ぐ」ということも
ポイントのひとつなので、ウッドデッキのあり方も
重要です。

基礎のコンクリートは水捌けをよくするために傾斜を
つけており、その上に乗るウッドデッキを水平に保つには
見た目以上に取り付け作業が大変です。

部屋の中から外へのアプローチ。内と外をゆるーく
繋いでいます。
目隠しの塀の裏にも箱庭を。開放的なスペースも
いいのですが、こうした「たまり」の空間があると
人の心はどこか落ち着きます。

2台分の駐車スペースもできました。
雨の日に滑らないよう
ハケ引き仕上げにしています。

内障子を閉めたときにシマトネリコの影が透かし絵の
ようになって変化を楽しめます。
設計士さんのアイデアでここはあえて窓から
触れるところに植栽しましたが、こういう演出効果も
あるんですね。

数日間に渡る外構工事も無事に完了し、これにて
「四国山脈を望む家」の完成です。晴れた日には
石鎚山も望むことができるんですよ。