東予学園児童棟増築工事
東予学園は世田山の裾野、小高い丘の上に位置しており、 敷地の東北側には燧灘と石鎚山系を美しい遠景として観る ことが出来ます。
寒さの厳しい冬季の短期間の工事であったため、職人さんの間に 流行したインフルエンザに悩まされたりもしましたが、予定通り 3月26日の竣工祭を迎えることが出来ました。
4月1日現在、学園の桜が満開に咲き誇る出会いの季節を迎えています。
施設の木造建物本体は、400㎡弱の平屋ながら、柱には
県産の桧材(120㎜角)、ベタ基礎のスラブ厚さには180㎜が
採用されています。このような耐震性の確保と共に、
床・壁・天井の高性能断熱材、ペアガラス (厚さ4㎜)の
アルミサッシなど、時代の求める省エネ性能を備えています。
内部建具は全て造付けの木製建具です。30㎜から40㎜の
桧の枠材や、腰壁に用いられた桧の羽目板、化粧の柱が
建物内部に優しい木の香りをもたらせています。
2018年4月