田園に凛と佇む平屋その7(内装・外装)

突然ですが、これは何でしょう?

「松ぼっくり!」

惜しい!ちょっと違います。ヒントは文中に。

 

季節は着々と冬に向かっていますが、現場も着々と
作業が進んでおります。骨組みに肉付けされ、内装と外装の
お化粧が施されています。

こちらは無垢のフローリングを貼ったところ。
材質はカラマツです。
近くで見ると黄金色に輝く木目がとても綺麗で高級感が漂います。
カラマツは針葉樹ならではの柔らかさと、広葉樹のような傷つきにくさを
併せ持っているのが特徴です。
針葉樹高木の中でも珍しく、秋に黄葉し落葉する木なので、
針葉樹と広葉樹の特徴を併せもっているのでしょうか(想像)

経年変化も楽しみなフローリングです。

天井ボードを貼ったところ。
曲げボードで美しい曲線の天井に仕上がりました。
この上に珪藻土を塗っていきます。

外壁を貼るための通気胴縁を取り付けたところ。

拡大すると、通気できるように胴縁を切り欠いて
いるのがわかります。

外壁には黒く塗装した杉板を貼りました。
宮嶋組の木工場で塗装屋さんが一枚一枚丁寧に二度塗りしてくれた杉板。
引き締まった表情がかっこいいですね!
図面を眺めながら、このお宅に「田園に凛と佇む平屋」と名付けましたが、
その名の通り、「凛とした姿」になってきました。

さて、冒頭の答えは「カラマツぼっくり」でした。
フローリングで使われるカラマツはかわいらしい実がなるのですね。
よく見るとバラのような形をしていて、クリスマスリースにも
使われているのを見かけます。

 

右がカラマツぼっくりです。