似たもの探し

ふと空を見上げると、うろこ雲。
秋の雲は変化があってなんだか楽しい。
我が家の観察隊1号はよく空を見上げては、「あの雲
おいしそう!食べてみたーい」と叫んでいます。
そう言えば、水族館に行ったときも「わぁ!おいしそう!」と
言っていたっけ。食欲の秋なの?

そんな観察隊1号のマイブームは“似たもの探し”。
今日の観察対象は柱。

パカっと割れていますが、乾燥による材面割れを
防止するためにこうして背割りを施しています。

柱をじっと見つめる観察隊1号。
そして、「コノ柱はアレに似ている!」と取り出してきたのは・・・

ジャジャーン!これです。

「ね?似てるでしょ?」とドヤ顔の観察隊1号。
確かに似てる。。

なんだかわかりますか?

正解は・・・

木のおもちゃ(フィンランドのユシラ社のハンマートイ)です。
出る杭をひたすら叩くという単純明快なおもちゃですが、
叩き終わった後の達成感が子どもながらにたまらないようで
観察隊2号(別名デストロイヤー)も夢中です。

こうした叩くおもちゃは頑丈さが重要なんですが、ハンマーが
傷だらけになっても杭は粘り強く叩かれ続けます。叩かれる杭を
見て、木材って柔軟性と頑丈さを合わせもっているなぁとつくづく
実感します。

鉄筋コンクリート造や鉄骨造、軽量鉄骨造など、工法・技法が
進歩を遂げている日本の建築物ですが、木造建築も根強い
人気なのは耐久性に優れているからなのでしょう。

日本の昔からある寺院や仏閣も木造建築です。
何百年もその地に在り続ける木造建築を見るにつけ
木というものがいかに丈夫なのかを教えてくれます。

観察隊1号の似たもの探しから、木の頑丈さと柔軟性を
再認識したモチコでした。