断捨離

醤油差しにお醤油がたっぷり入っているときは
減っていくスピードなんて気にも留めないが、
残りわずかとなると、グイグイと減っていく速さを
感じてしまう。
日めくりカレンダーも然り。
年末に向け一気に加速を始める。

さて、師走の大掃除の雰囲気に流されて
というわけでは
ないのだが、久しぶりに
数年前に流行った「断捨離」の本を開いた。


(やましたひでこ著/2012年9月出版/マガジンハウス)

「断捨離」と聞くと、なんとなく「捨てる」というイメージが
先行してしまうが、本来の思想は

自分にとって「本当に必要なもの」を見つめ直すもの

読了後の勢いで、見て見ぬフリをし続けていた
キッチンの一角を断捨離!

難しいのは「いつか使えるかもしれないモノ」の判断。
「もったいない」の
声が何度も脳を駆け巡ったが、
「今の自分に本当に必要か?」を問いながら、

断捨離を決行。

いかに不要なものたちで占領されていたかに愕然。。
同時に必要なものだけが揃ったその場所は
キラキラと輝きを放つ。

(モチコの心のメモ)

「断」=入ってくる不要なモノを断つ
    →スーパーで割り箸やスプーンをもらわないこと!

「捨」=不要なモノを捨てる
    →「ありがとう」の気持ちと共に潔く!

「離」=モノへの執着から離れる
    →「いつか使うかも」の「いつか」はほとんど訪れない!

 

建築においても、無駄を削ぎ落とした建築物に出会うとなんだか
心がピシッとするような清々しさを感じる。
「本当に必要なものだけ」に囲まれた空間は居心地がよいという
ことを再認識。

モノもそうだが、情報が溢れすぎている昨今。
情報の断捨離もできるようになりたいと思うモチコでした。