馴染む

「さようなら 約束せずに 会えた日々」
卒業シーズンを迎えると、必ず思い出す一句。
毎日、当たり前のように顔を会わせていた友達と
4月からは別の道を歩んでいく。遥か昔の学生時代を
思い出し、胸の奥がキュッとなる。

 

入園・入学当時はちょっと大きかった制服も
いつしかその体に馴染むようになっている。
昨年の春は少しぎこちなく見えた新入社員の
真新しいスーツや制服も、1年経つとその体に
馴染むようになっている。

馴染むって何だろう。。

新築の建物も初めのうちは風景になんとなく
馴染んでいないが、いつしかその建物も含めて
風景になってくる。風景に馴染んでいる建物を
見ると、どこか心が落ち着く。