愛媛民藝館

旧陣屋跡のお堀の中ににひっそりと佇んでいる建物、
愛媛民芸館の存在は宮嶋組に入社して知りました。
クラレにゆかりのある浦辺鎮太郎氏の建築だそうです。

入り口には大小沢山の甕が置かれ、
いつもそのどれかに季節の花が生けられています。

全国・世界各地のさまざまな民藝品を見ていると、
 名のない工芸品の美しさに気づきます。

時間が合うとき、お茶をよばれることがあります。
民藝品に囲まれて、民藝品の椅子に座って過ごす短い時間が、
私にとって至福の時間です。

愛媛民藝館は、
美しい普段の生活につながるヒントがちりばめられていているのです。

誰にも教えたくないような、
みんなに知ってもらいたいような、
宝物の場所。

経営の現状は厳しいそうです。

すべてのことに終わりはあるけれど、いつまでも続いて欲しい。
できるだけ沢山の人に愛媛民藝館の良さが伝わりますように。