森林や自然を訪れた時、
気分が楽になったり、幸せな気分になったりした
経験を持つ人は多いでしょう。
グリーンパワー4月号に、
森林浴とこころの科学についてまとめた記事がありました。
気分の状態を調べるには、よくPOMSという調査票が使われています。
(POMSは「緊張-不安」「抑うつ-落ち込み」「怒り-敵意」
「活気」「疲労」「混乱」の6尺度から感情の状態を測定できる。)
結果を少少強引に整理すると、
15分~20分であっても、
森林内で座ってぼーっと風景を見るような活動をした場合
➡混乱の気分が低下
森林内を散策するような動きのある活動をした場合
➡活気の気分の上昇
ということが各活動に固有な効果として報告されています。
ほかにも様々な研究から、
回復感(ストレスなどによって疲弊した心の状態が、
何らかの原因によって回復したと感じる度合い)や
ポジティブ感情、健康感、幸福感の上昇が報告されています。
その時の気分や状況に合わせて、
森林や身近な自然と触れ合ってみる。
意識的に心の調子を整えて
穏やかに過ごしたいものです。