「あの黒いトンボなーに?」
夏の間に子供の背丈ほどに実った稲の間を
優雅に飛ぶ黒いトンボ。
観察隊1号からの同じ質問は今日で4回目。
「今度、一緒に調べようねぇ」と言いながら、もう4回も
やり過ごしてしまっている。いい加減に調べよう。
名前はハグロトンボ。
別名「オハグロトンボ」「神様トンボ」とも呼ばれるそうです。
全体的に真っ黒なのでなんとなく縁起が悪いイメージですが、
「神様トンボ」と呼ばれてるなんてちょっと意外。
そう呼ばれる理由は、
羽を閉じたり開いたりするその姿が人が手を合わせて神様に
祈る姿に似ているという説や「ご先祖様の魂がトンボとして帰ってくる」
という説などさまざまです。
雄の胴体は美しい光沢のある緑色、雌は黒褐色らしいので、
今度はしっかり胴体まで見て、観察隊1号に聞かれたら、
名前と性別をドヤ顔で教えてあげようと思います。
水のきれいな場所に暮らすといわれているハグロトンボ。
トンボが優雅に舞う豊かな環境を守っていきたいものです。
西条の自然に感謝。