もうすぐ桜の季節。三月は別名「桜月」とも言うそうです。
ひなまつりの今日は春の日差しが暖かく、桜のつぼみもふっくらしそうな陽気。
私は桜の花も好きですが、木材としての「桜」も好きです。
桜材は芯に近いほど色味が赤く、表皮に近い外側ほど白っぽくなるのが特徴。
見た目の色を均一にするのが難しく、そのせいで、家具材としては敬遠されがち。
でも、私はそんな赤身と白太のコントラストも面白いなと思うのです。
こちらはわが家で愛用している薗部産業(株)さんの「めいぼく椀」。
手前から桜、撫(ぶな)、欅(けやき)、楢(なら)。
特に桜は1点1点表情が違うので、商品が届くまでちょっとしたワクワク感がありました。
手のひらにしっとりと馴染む質感とお椀の裏にちゃんと木の名前が
刻印されているところもお気に入り。
そういえば、以前、木工教室でいろんな木材を使った鍋敷きを作りました。
大人も子供もたくさんの木材から自分の好みのものを選んで、楽しそうに
作っていただいたことを懐かしく思い出しました。
コロナも落ち着いてきたことですし、またこのようなイベントが
できたらいいなと思う今日この頃です。