「福は内 笑いのもるる 家の外」
豆のパッケージになんだか素敵な言葉が書かれていました。
(京都 豆富本舗さんの三角袋)
パッケージのイラストも味わい深く、可愛らしい。
毎年、お面は観察隊1号作ってくれますが、今年は
哀愁漂う鬼の表情でした。
「おいらに豆を投げないでくれよう・・・」と言っているようです。
観察隊1号と一緒に恵方巻きをマキマキしながら、ふと思いました。
「私の小さい頃は恵方巻きなんて食べてなかったなぁ」と。
もっと言うと、柊鰯(ひいらぎいわし)も大人になってから
知りましたし、「鬼ばら」にいたっては、愛媛に引っ越してから
初めてお目にかかりました。
ジャジャーン。こちらが鬼ばらです。節分の時期になるとスーパーなどで
大量に売られてます。どうやら、鰯の頭刺し棒らしいのですが、
新参者の私にはハードルが高い文化です。。
愛媛の地域文化、いつか取り入れてみようかな。。
ちなみに、西条周辺では「鬼ばら」といい、松山では「鬼ぐい」というそうです。
恵方巻きにしても、ハロウィンにしても、私の小さい頃には
なかった文化を気づいたらすんなり受け入れてしまってるのには
自分でもびっくり。
不思議なもんですね。数年前はなかった文化をあたかも
昔からやってたかのように、受け入れるなんて。
受け入れると言えば、神仏習合もそうですよね。
日本に元来あった神様の信仰である神道と、外国からやってきた
仏教の信仰がひとつになった神仏習合という考え方。
仏壇と神棚が隣に仲良く並んでいるなんて、なかなかない文化だと
思います。
日本人は古来より異なるものを受け入れるのに寛容なのかも
しれませんね。
住まいにおいても、洋式トイレだったり、アイランドキッチンだったり、
昔とは異なる文化をすんなりと受け入れ、暮らしに溶け込んでいます。
そういう日本人の寛容さがまた異なる文化を生んでいくことに
なるのでしょう。ウォッシュレットトイレのように・・・