6月に入りましたが、今年はなかなか梅雨入り
しませんね。田植えを待つ西条の田んぼは
綺麗な水鏡となって、石鎚連山を映し出しています。
そして、太陽が沈むころにはカエルたちが「田植えが近いぞ♪」と
歌いだします。何種類いるのかわかりませんが、いろんな
声で我も我もと大合唱。
5月の後半から西条市内の水路にも水が流れ始めました。
飲料水にも使われている水が流れているそうで、キラキラと
透き通る水が流れています。
水路の横にはぐんぐんと苗が育っています。
我が家の観察隊は種を蒔くところから毎日観察していたので、
苗たちの成長に喜びもひとしおの様子。
「これがお米になるのかぁ、がんばって美味しいお米になるんだよ」と
話しかけたりしています。
お米や野菜の成長を身近で観察できる自然あふれる環境は
生きた教科書のように子どもたちに様々なことを教えてくれます。
小さい頃の田植えの記憶。田んぼの泥に素足で1歩目を踏み入れたときの
にゅるにゅると何とも形容しがたい感触。糸を張って、親戚一同並んで
手植えしていました。今は機械化が進んで、手植えするところはほとんど
見られませんね。
お昼ごはんにあぜ道で親戚みんなで食べるおにぎりがそれはそれは
美味しくて、私の記憶に残る食事のひとつです。
さて、初夏の風物詩といえば、蛍も忘れてはいけません。
観察隊1号と西条図書館近くの「ほたるの里」へ探しに行きました。
いました!いました!体が小さいのでヘイケボタルでしょうか?
ホタルの命は短いのですぐにリリース。
「ほたるの里」と名前がついているのに、今回は2匹しか
会えませんでした。昔はたくさん飛んでいたんでしょうね。
メディアの影響で乱獲されたとも聞いたことがありますが、
水の都西条だからこそ、もっとこの時期にホタルが
みたいものです。
綺麗な水があるからこそ、美味しい野菜やお米が食べられる。
綺麗な水があるからこそ、蛍が生息できる。
それを当たり前と思わず、自然の恵みに感謝し大切にしていかねば
と改めて思いました。