雨の中、
合羽を着て帰ってくる工務の人を見ると思い出す演劇があります。
平田オリザさん作・演出『サヨナラだけが人生か』
雨が続く工事現場、折り悪く遺跡が発見される。
遅々として進まない工事。
その休憩所が舞台。
普段通りの、何気ない生活のなかの、
様々な人たちの出会いと別れ。
そんなささいなお話だったと思うのですが、
なぜか思い出すんです。
久しぶりに平田オリザさんの演劇みたいな。
最近はリモートで、いろいろできるって気づきはしたけれど、
やっぱり空間を共にしたり、自分の目や手で本物を体感するのは
リモートでは再現できない。