昔と今の夏

20年くらい前の話だが、沖縄で働いていた頃、
地元の人と「将来、沖縄は避暑地になりますよ」なんて
話していた。というのも沖縄は海に囲まれているため
内陸ほど気温が上がらず、猛暑日になることはあまりないからだ。
気温が34℃になった日にはニュースになっていたほど。
風がよく通る沖縄の木陰は天然のクーラーのようで、
その下でいただくポーク卵弁当とさんぴん茶のなんと美味しかったことか。

あれから20年。西日本の最高気温が38℃なのに対して、沖縄は33℃。
20年前の雑談が現実のものになったなぁと天気予報を眺めながら思う。

 

子供の頃、「きょうのきおん」を書いていた夏休みの絵日記。
そこには「28℃」と記していたことが多かったことを思い出す。
気温が30℃になっただけでビックリしていたのに、今は40℃を
超えるニュースにも慣れてしまっている。

「暑い、暑い。今こんな暑かったら12月もっと暑いんやろなー」
笑える漫才ネタも
「暑い、暑い、今こんな暑かったら12年後もっと暑いんやろなー」
こう書くと、なんだか想像できてしまい笑えない。

 

酷暑やコロナで鬱々とした日々。
そんな中、昨日は西条の加茂川で5分間ほどサプライズの花火が打ち上げられた。
悪疫退散を祈願してであろうその花火を前に、観察隊2号はじっと目を閉じ、
両手を合わせ「コロナがおちつきますように、コロナが・・・」

念仏のように唱えていた。どうか小さな手を合わせた願いが届きますように。

 

まだまだ暑さが続きますので 皆様もくれぐれもご無理はなさらず
ご自愛専一にお過ごしください