今年のジューンベリー争奪戦(子供VS野鳥)は野鳥の圧勝でした。
ものすごい速さで食べていくので、子供たちもなすすべ無し。
夏のブルーベリーは奪われないように作戦会議をしているところです。
西条は中心部であってもたくさんの田んぼや畑があり、そのおかげで
自然音が溢れています。川のせせらぎや野鳥の声、風が揺らす葉のざわめき、
田植えの時期を迎えた今はカエルの大合唱もにぎやかです。
私は都会で働いていたときによく山へ出かけていました。周りからは「なぜ、休日に
登山などわざわざしんどいことするの?」と聞かれていましたが、今、思えば
都会にはない「自然音」を山の中に求めていたのだと思います。
山の中に入ると静かだけど、自然の音が心地よく耳に入る。そんな中で食べるおにぎりは
会社のデスクで食べるおにぎりとは別格なのです。
その点、西条は自然音が常に広がりとても贅沢な土地だと思います。
自然豊かな西条では庭先で野鳥観察もできます。
子供の雀が遠くを見つめじっと待っています。
「待ってましたー!」と言わんばかりに口を大きく開けて
親鳥からエサをもらっています。「すでに子供の方が大きくない?」などと
ツッコミを入れながら、観察隊1号&2号は静かに観察をしています。
これからずっと先も自然音に包まれた西条であり続けて欲しいと願うばかりです。
自然と人間、ともに豊かに暮らしていくための建築を。