中古住宅 内覧

 

タイトルで引っ張って申し訳ありません。

前回に引き続きシーズンなので

中古住宅を内覧する時の『シロアリチェックポイント』を端的にお話しできればと思います。

 

シロアリの多くは蟻道という道を作ります。

 

 

このようなモコモコとした蟻の道を作り、その中を通り目的地(木部)に到達します。

そのため直接地面と接する部分では蟻道を作る必要がないため被害に遭いやすいと言われています。

 

それではチェックポイントをあげていきます。

その1

玄関建枠をチェックする。玄関ドアもしくは引き戸の両脇にある木製枠です。

多くはタイルや土間に接しており、蟻道を作る手間が省けます。

見ただけでわかる場合も多いですが、手の甲等固い部分でたたいてみると

被害があれば軽い音、芯が詰まった音か確認できます。

 

その2

在来風呂かどうかを確認します。

在来風呂というのは昔ながらのタイル貼り等のお風呂のことです。

在来風呂も蟻道を作る手間が省け、湿気が多く温かいのでシロアリにとっては都合が良い環境になります。

脱衣場周りの木製部分もその1同様にチェックしてみてください。

在来風呂の場合は修理歴があるかどうか不動産屋さんに尋ねてみてもよいでしょう。

 

その3

畳の裏

上げて確認が一番です。

女性でもマイナスドライバーがあればできますが

できれば男性にやってもらうと良いでしょう。

畳の裏側と底板の間も湿気がたまりやすく被害に遭いやすい箇所です。

畳が上がればそのまま床下も覗けたら良いかもしれません。

床下点検口が無い場合は畳を上げて床下を確認する場合があります。

 

 

過去の現場ですがマンションの1階でも畳に被害があった写真を添付します。

コンクリートの上に直接畳を敷いた場合でも室内環境次第で被害に遭うことがあります。

 

以上 簡単ですが、シロアリチェックポイントを上げてみました。

内覧時はチェックしてみるのをお勧めします。

 

また被害があったからダメという訳でもありません。皆さんが思った以上に

シロアリ被害はありますので『適切な処置』が大切です。

 

 

最後にシロアリと一般蟻の見た目の違いはご存じですか?

 

 

 

正解は

くびれがあるかないかです。

シロアリはずん胴型でくびれがありません。

あまり写真を載せるのも気が引けるので気になる方は写真を検索してみてくださいね。