現在進行中の耐震改修工事は、建物の安全性を高めるための重要な工程「新しい耐力壁の増設」に入りました。
今回はいくつかポイントとなる工程をご紹介します。
「耐力壁」とは、地震や風に耐え、建物を支える「骨」や「背骨」のような役割を果たす壁のことです。
その大切な壁を、既存の建物と一体になるように、頑丈に作り込んでいきます。



新しい壁を既存の柱や基礎にしっかりと結びつけるための作業です(アンカー工事)
この金具(アンカーボルト)は、新しい壁と既存の建物が地震の揺れでバラバラにならないための
「強力なつなぎ目」となります。



続いて、骨組みの組み立て(鉄筋組み)の工程です。
アンカーボルトに沿って、鉄の棒(鉄筋)を設計図通りに細かく、網目状に組んでいきます。
この繊細で力強い骨組みこそが、地震の揺れを吸収し、建物に「粘り強さ」を与える秘密です。
このあと、コンクリートに覆われるため、建物のスケルトン状態をご覧いただけるのはこの瞬間だけです😊



組み上がった鉄筋を囲むように、正確な寸法で木製の枠を組み立てます。(型枠工事)
この枠が、新しい耐力壁の正確な形と厚さを保つ役割を果たします。
そして、枠の中に、指定の強度を持った生コンクリートを一気に流し込みます。
これにより、鉄筋とコンクリートが一体となった、非常に頑丈な新しい壁が完成!
休み時間、児童さんが「あ!コンクリートだ!」とか言ってくれ、工事に興味があるのかなと嬉しくなります。
どんな工事をしているか少しでもこの現場通信でご紹介できたらなと思っています。
そんな工事現場に興味のある児童さんへ 突然ですが、クイズです!
【問題】コンクリートは、 夏(暑い日)と冬(寒い日) どちらの季節の方が早くカチカチに固まるでしょうか?
- 夏(暑い日)
- 冬(寒い日)
- どちらも同じくらい
正解は… 1. 夏(暑い日) です!
詳しく説明すると…
コンクリートが固まるのは、水とセメントが反応してくっつくことで、
まるで岩石のように強く変化していくからです。
この化学反応のことを「水和反応(すいわはんのう)」と呼びます。
水和反応は、温度が高いほど早く進み、温度が低いほどゆっくりになります。
だからコンクリートは夏の暑い日の方が早くカチカチになるのです。
私たちの現場でも、季節に合わせて温度をしっかり管理しながら、頑丈で長持ちする耐力壁を作っています!
