四国山脈を望む家その6(床・外部建具枠)

5月になり急に日差しが強くなってきましたね。
西条のアクアトピアの川面も太陽の光を浴びて
キラキラしてきました。

 

さて、四国山脈を望む家はブルーシートの中で着々と
工事が進められています。

床材が運び込まれました。
いよいよ床を張っていきますよー。大工さん、花粉と戦いながら
がんばっています。

1階はブラックチェリーを張っています。ブラックチェリーはすべすべした
肌触りで、経年するほどに深みを増す紅褐色のやわらかな木材です。
家具にもよく使われていますね。写真では分かりにくいですが、
今回のフローリングは、継ぎ手のない1枚ものを使っています。
ピースが細切れにならないため、重厚感・高級感を演出できます。

2階の床はパイン材を使っています。パイン材などの針葉樹は
軽くて柔らかく、肌触りのよさが特徴です。裸足で歩くとベタベタせず
とても気持ちがよいものです。この後、オイルを塗って仕上げていきます。
経年変化でゆっくりとあめ色に変化していくのも楽しみですね。

ユニットバスも設置されました。小さな窓のある1.25坪の浴室です。
しっかり養生されているので、全貌は写真に撮れませんでした。。

 

屋根を構成する板材のひとつに鼻隠し(はなかくし)と呼ばれるものが
あります。「鼻隠し」とは軒先の先端(鼻先)、部材のことをいいます。
正面からビスが見えないように裏側から留めるこだわり。
大工さんは大変ですが、こういった見えないところのこだわりが
全体の仕上がりを左右するのだと思います。

この家の見せ所のL型開口部の鴨居です。
手前はこの家唯一の鉄骨の丸柱です。
ここのリビングから四国山脈が一望できる日を
楽しみに待ちます。

外部の鴨居の流れ留めです。ふたつの大きな米ヒバの部材が、
見事にぴったりくっついています。大工さんの丁寧な手仕事に
感心するばかり。建具の溝の長さは、これから建具屋さんが調整します。

ひとつひとつ手作業なので、額に汗かき、脳に汗かき大工さんの丁寧な
仕事はもう少し続きます。