本日はコンクリートの定着についてお話しします。
定着とは、鉄筋やアンカーボルトがコンクリートから抜け出さないように、規定の長さを確保して接合部の相手側のコンクリートに固定することです。
コンクリートを打ち継ぐ位置によって発生したり発生しなかったりします。
今回の現場では打ち継ぎを化粧面にて見せないようにしたかったのであえて手間のかかる方法で定着を取りました。
この図面の通り赤線部が地中梁に対するスラブ配筋の定着になります。
これが鉄筋のピッチで入りますので入れる方も手間がかかります。
このように地中梁の型枠から鉄筋だらけになります。
入れる方もコンクリートを打つ方も型枠を外す方もみんな嫌がります。
実際型枠を外すとこのようになります。(写真は埋戻しの為上に折り曲げています。)
定着は打ち終わると隠ぺいされて分からなくなりますがコンクリートの品質を左右する重要な検査項目になりますのでしっかりと管理していきたいですね。