散水養生

今回はコンクリートの養生(の一部)についてご紹介します。

コンクリートの養生については諸説あります。

コンクリートを打設後、その上で何も作業をしない。

コンクリートを打設後、せき板を外さすにそのままの状態で維持する。

コンクリートを打設後、散水や保水マット等を敷設する。

など

打設の形状等によっても様々です。

 

コンクリートは凝結後も水和反応を繰り返して硬化していき、28日で配合の85%を超える強度になります。

 

その水和反応を促進させ、初期収縮によるひび割れを防止する為に様々な養生を現場で実施します。

 

 

写真は犬走のコンクリート打設でしたので保水シートを敷設しております。

実際にシートがかかっている部位をめくるとこんな感じです。

 

 

水分が保持されているのが見られます。

コツとして初期段階はシートの内部の水分を絶やさないことです。

私はこのやり方が好きなのでよく実施します。

一番のお勧めはせき板を外さずに水張養生することですが現場の都合上なかなか難しいです。

現場の時期、形状、工程を十分検討しながら養生について工夫していきたいですね。