先月のホームビルダーの特集「がっかり間取りをつくらない!」の記事より。
(日経ホームビルダー2019年11月号より)
▼間取りの失敗ランキング(SUUMO注文住宅調べ)
1位:収納(スペースが足りない、場所がイマイチ、扉がジャマ)
2位:部屋の広さ(思ったより狭い・広い、バランスが悪い)
3位:庭やバルコニー(広すぎて大変、洗濯物が干せない)
記事では、建てた後のがっかりを防ぐための策がいくつか紹介されていた。
その中のひとつに「図面を描く前の準備が決め手」という記事を興味深く拝読。
がっかり間取りは、建て主の生活スタイルや要望を見誤ることで
生じるケースが多い。記事の中では建て主の情報を蓄積・整理する際に、
思考プロセスを可視化する「マインドマップ」という手法を使って、
建て主の要望や生活スタイルなどを整理されていた。
リビング→床暖房・ルンバ・吹き抜け、テレビ50インチ
キッチン→ダブルアクセス、トップライト、コンロ壁、カウンター対面
家事室→洗濯機、アイロンがけ、洗濯一時置き場
といった具合に、各部屋の要望をどんどんと書き出していく。
隣接してほしい部屋同士は矢印で結ぶと間取りが少しずつ
見えてくる。
私自身も家を建てる際に、設計士さんとの話し合いの前には
この手法を使って、必要な部屋や要望などを書き出していた。
そうすることで、各部屋の関係や自分が一番家に求めていることが
少しずつ浮き彫りになってくる。
ちなみに私は「ユーティリティルーム」への要望が多く、
家作りで一番重要視していたことが、書き出してみて
初めてわかった。
アナログで書き出してもよし、マインドマップのフリーツールを
使ってもよし。これは設計士や工務店でなくてもできることなので、
これから家作りを考えられている方は、アレもコレもと要望が
たくさん出て、頭の中がスパゲッティ状態になったら、
全てを書き出すと少しスッキリすると思います。
ひとつのやり方としてご参考までに。