今年度は宮嶋組は社員全員が集まっての忘年会はありません。
その代わり、少人数の各部でそれぞれ12月末までに
イベントでも食事でも飲み会でも
代替の集りをすることを奨励しています。
(費用も一定金額まで会社が負担してくれます!)
ということで私の所属する業務部は11月初旬に
新居浜にある日本料理屋さん“佐々木”にいってきました。
玄関に入ってまず感動したことは、
おかみさんが着物でお迎えしてくれたこと。
客室にはねずみの香合とシュウメイギクが飾られていました。
出してくれる料理には、
季節の食材が用いられていることはもちろん
紅葉した葉っぱが飾られていました。
「この器は何の植物かわかりますか?」とおかみさんに問われて
「ふきですか?」と答えると「おしい。つわぶきです。」と。
その答えを聞いた瞬間私の頭の中は、
実家の近くにある、つわぶきがきれいなお寺の景色が浮かびました。
そうだ、秋はつわぶきだ。
それから私は庭のつわぶきを見るたびに、
佐々木の料理を思いだします。
秋をいっぱい感じた食事でした。
季節を感じるってこんなに幸せな気持ちになるのですね。
建物もなるべく季節を感じる環境を提供できたらな。
それはきっと曖昧な空間を作ることに通じるんだろうな。
しっかり働いて、
また別の季節に佐々木に行きたいです。